2013年8月2日金曜日

App Store売上でLINEがパズドラに勝つ日は続く? 海外展開もすごいぞ

 スマホアプリの世界で、圧倒的な強さを誇っている『パズル&ドラゴンズ(パズドラ)』。しかし、その威光にかげりがみえつつあります。App Storeセールスランキングの1位に2012年末以来定着し、2013年に入ってからは1月16日に『LINE POP』に1位を一瞬奪われたほかは、1位を守り続けてきたのですが、ここ最近はしばしば『LINE(ライン)』の後塵を拝するようになっているのです。

▼App Storeセールスランキング(iPhone)


▼App Storeセールスランキング(iPhone)での『パズル&ドラゴンズ』の順位推移



 いまや若者ならほとんどの人がアプリをインストールしているLINE。その勢いは日本だけにとどまりません。LINE公式ブログによると、2011年6月のサービス開始以来、登録ユーザーが2013年1月18日に1億人、7月21日には2億人に達したとか(「LINEユーザー、世界2億人を突破!」)。

 では、どの国で人気があるのか。世界のApp Storeセールスランキングを見ると、LINEアプリが実にさまざまな国で上位に入っていることが分かります。

 アジアではインドネシアで1位、マレーシアで16位、フィリピンで21位、ベトナムで35位、オーストラリアで76位、インドで145位、サウジアラビアで156位、中国で160位。北米はメキシコが31位、アメリカが146位、カナダが195位。南米はベネズエラで11位、コロンビアで11位、アルゼンチンで18位、ペルーで22位、ブラジルで131位。欧州はスペインで23位、イギリスで146位。

 本国の韓国が128位と低いのが意外ですが、これはライバルのカカオトークが強いためでしょう。それにしても、日本、韓国、カナダ、アメリカの4カ国でしか展開していないパズドラと比べると、世界展開の力の入れ方の差が際立っています。もちろんゲームとコミュニケーションアプリの違いや、翻訳のやりやすさもあるでしょうけどね。

 いくつかの国は、LINEアプリだけでなく、LINEゲームもランキングに顔を見せています。↓の表は3つ以上のLINEゲームがセールスランキング200位以内に入っている国ですが、インドネシアでの普及具合がすごいですね。日本と同レベルと言ってもいいでしょう。


 各国でまいている種がこれからどのように育っていくのか。そして、成長が止まるのはいつなのか。その行く末が楽しみなところです。

関連エントリ
パズドラをパクった神魔之塔(Tower of Saviors)が売り上げ1位になっている国がある

名実ともにラグナロクオンラインからパズドラの会社となったガンホー

0 件のコメント:

コメントを投稿