2013年5月23日木曜日

2年ぶりに日経平均先物でサーキットブレイカーが発動

 日経平均先物の取引でサーキットブレイカーが発動するという事態が発生しました。震災後、最初の取引日だった2011年3月15日以来ということです。ずっと順調に日経平均株価は上がっていたので、驚きですね。記録に残すべき日だということで、発動前後の画像を張っておきます。





 そもそもサーキットブレイカーはどんな時に発動するのか。大証のサイトによると、次の2つの状況に合致した時に発動するようです。今回は(1)に該当しますね。

(1) 制限値幅の上限若しくは下限で取引が成立した場合
(2) 制限値幅の上限又は下限に買呼値(売呼値)が提示されてから5分間以上継続して売呼値(買呼値)が提示

 (1)に該当した場合は10分間、(2)に該当した場合は15分間、先物取引やオプション取引が中断します。ただし、直近の日経平均先物の場合は、14時45分から日中立会終了時まで、または2時30分からナイト・セッション終了時までに、条件に抵触した場合は、例外扱いで発動しません。今回は14時半前に下限で取引が成立したので、もう少し後なら発動しなかったということになります。

  そして、そもそも制限値幅はどのように決まるのか。目安は通常時制限値幅が8%、第一次拡大時が12%、第二次拡大時が16%。詳しくは四半期ごとに決定し、3月1日から5月31日までは890円、1330円、1780円です。

 ボラが大きくなっているので、明日、制限値幅の上限もしくは下限で再度、サーキットブレイカーが発動することもありえない話ではないので、 こうやって振り返っておくのもいいですね。

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