2013年5月27日月曜日

アベノミクスはサイゼリヤの客単価を押し上げるか

 サイゼリヤといえば、安くて気軽に行けるファミレスの代表格。秋葉原には店舗がいくつかあるので僕もよく使っています。安いことから、ほかのファミレスよりお客の年齢層も低いように思いますね。周りの会話に耳を澄ましていると、AKB48のファンの集まりなどがあって、それを聞いているだけでも面白かったりします。

 一応、イタリアンレスランと名乗っているサイゼリヤですが、どのメニューが人気なのか。帰れま10のデータがあったので価格と合わせてまとめたのがこちら。

1位 ミラノ風ドリア 299円
2位 マルゲリータピザ 399円
3位 小エビのカクテルサラダ 459円
4位 タラコソース シシリー風 399円
5位 サラミとパンチェッタのピザ 399円
6位 辛味チキン 299円
7位 ミックスグリル 559円
8位 シーフードグラタン 399円
9位 ハンバーグステーキ 399円
10位 若鶏のグリル(ディアボラ風) 499円

 コストパフォーマンス最強といわれるミラノ風ドリアが1位なのは納得。ほかにも比較的、低価格のメニューが上位に目立ちますね。まあ、ほとんどのメニューが500円以下ではあるのですが。最近、マクドナルドが100円メニューを縮小したりと低価格路線からの撤退を目指していますが、そうなるとサイゼリヤのような店にもお客が流れてしまうことがありえることが想像されますね。ビッグマックは300円前後なのですが、ミラノ風ドリアと同程度であることを考えると、後者を選ぶ人も多いでしょう。

 月次報告を見ると、売上高と客数は増加傾向にあるのですが、客単価が100%を切っています。特に直近の4月は全店客単価が2.6%減、既存店客単価が2.0%減と結構ひどいですね。客単価低下は外食業界全体の課題でしょうが。客層的にアベノミクスの資産効果で直接的に増える消費ではなさそうなので、間接的な影響が出るかどうか注目したいところです。こういういわゆる庶民が使う店の客単価がどうなるかが大事だと思うんですよね。

0 件のコメント:

コメントを投稿